ニンニクマシマシスレで知り合った、白髪交じりの初老と着席まで2時間かかる神保町店
に行ってきた。
そしたら「店主、これに、盛付けるがいいわ、わっはっはっ」と言い、
伊万里焼というか、鑑定番組に出てくるような高級感のあるドンブリを初老が出した。
俺は、何故かよれよれの黒いスーツを着させられカウンターの中に居た。
白髪交じりの初老の名は向は海原 雄山。
まあ至高のメニューには負けっぱなしだからいいか、と俺はニンニクの皮を剥いてたら、
雄山が喘ぎ声の中、喋りだした。
「し、史郎ちゃん…ニ、ニンニクは…こ、国産だった?ねえ国産だったの??」
…俺は突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
雄山は素に戻って、「…返事もできぬか、たわけが」とバカにする様に俺に言った。
調理再開。・・・ニンニクを刻み、もやしを茹で、豚を切り、ドンブリを温めている時に、
「し、史郎ちゃん、国産だった?」
「ああ、青森だったよ」
「あぁぁぁおぉぉもりぃぃすごいいいぃいぃ!、、ど、どこで、、ハァハァどこで採れたの?」
スープとカネシをやさしく併せながら俺は答えた
「…田子町とか、、、七戸町でいっぱい採れたよ」
セリフを聞き、雄山はびくんびくんと身体をひきつらせた
「はっ!はぁぁぁあんっ!カ、カネシは?カネシは、ど、どうなの??」
「ああ。二郎専用のカネシだよ。カネシ商事のカネシだ。」
「専用っ!!カネシぃぃぃ!!史郎ちゃんかっこいいいいぃぃぃい 究極ぅぅううううう!」
勝負ありです。。
きっと亡くなった嫁との幸せな頃の体験とか、その後の親子の葛藤とかが
あったんだろうなあ、と色んな事を考えさせられた1杯でした。

コメント

もっちー
2011年4月5日5:10

>>ひ
いつも楽しく読ませてもらってますよ!
スゴレンネタが特に好きです。

ビートル
2011年4月5日16:12

>>もっちーさん
ありがとうございます、スゴレン系また書きます。

nophoto
Nana
2013年5月19日14:40

Glad I’ve filalny found something I agree with!

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